美容室のシャンプー設備は決して安い設備ではありません。
そのため、「何年くらい使えるのか」「いつ交換すればよいのか」と悩むオーナーも多いのではないでしょうか。
私は美容機器メーカー営業として20年以上、多くの美容室の設備提案やメンテナンスに関わってきました。
その経験から言うと、設備は10年以上使えるケースがほとんどです。
しかし、使えることと快適に使えることは別の話です。
古くなった設備は水漏れや温度ブレなどのトラブルが増え、メンテナンス費用もかかるようになります。
この記事では、美容室シャンプー設備の寿命と交換時期の目安について解説します。
- シャンプー設備の寿命目安
- 給湯器や加圧ユニットの寿命
- 交換を検討すべきサイン
- メーカー営業20年の経験から見た更新時期
シャンプー設備は何年使える?
私の経験では、シャンプーユニットやシャンプーチェアは10年以上使用されるケースが一般的でした。
実際には15年以上使用されている美容室も珍しくありません。
ただし、多くの美容室では設備が寿命を迎える前に改装や移転を行います。
そのため、本来の寿命まで使い切るケースはそれほど多くありません。
設備そのものは使えていても、水廻り部品の不具合や経年劣化によってメンテナンス費用が増えてくることがあります。
そのタイミングで設備更新を検討する美容室が多い印象です。
設備ごとの寿命目安
| 設備 | 寿命目安 |
|---|---|
| シャンプーユニット | 約10年以上 |
| シャンプーチェア | 約10年以上 |
| 給湯器 | 約10年 |
| 加圧ユニット | 約8〜10年 |
| サーモミキシング | 約7〜8年 |
| シャワーホース | 約1〜10年 |
特にシャワーホースは使用頻度によって寿命が大きく変わります。
来店客数の多い美容室では1〜2年で交換になることもあります。
一方で比較的使用頻度の少ない美容室では10年以上使われているケースもありました。
シャンプー設備でよくある故障について知りたい方はこちら
→ 美容室シャンプー設備でよくある故障とは?を見る加圧ユニットは8〜10年が更新の目安
加圧ユニットはシャンプー設備の中でも比較的高額な設備です。
私の経験では、8〜10年程度経過すると故障が増え始める印象でした。
もちろん修理しながら使い続けることは可能です。
しかし、ポンプや制御部品などの不具合が増えると、その都度メンテナンス費用が発生します。
修理を繰り返しているうちに、結果的に買い替えた方が安かったというケースも少なくありません。
特にシャンプー面が3面以上ある美容室では、加圧ユニットが営業に与える影響も大きくなります。
故障が増えてきたら、更新も検討した方が良いでしょう。
加圧システムについて詳しく知りたい方はこちら
→ 美容室の加圧システムとは?を見る設備更新を検討すべきサイン
設備は突然寿命を迎えるわけではありません。
多くの場合、小さな不具合が少しずつ増えていきます。
例えば次のような症状が出てきたら注意が必要です。
- シャワーホースの交換頻度が増えた
- コックから異音がする
- 水漏れが発生している
- 温度ブレが起きる
- 加圧ユニットの故障が増えてきた
- 給湯器の修理が増えてきた
こうした不具合が複数重なるようになると、設備全体の老朽化が進んでいる可能性があります。
部分的な修理で対応するのか、設備更新を検討するのか、一度見直してみることをおすすめします。
シャンプー設備をセットで考える重要性はこちら
→ 美容室のシャンプー設備はセットで考えるを見るメーカー営業20年の本音
メーカー営業20年の経験から
設備は10年以上使えるものがほとんどです。
実際に15年以上使われているシャンプー設備も数多く見てきました。
ただし、設備が使えることと、快適に営業できることは別問題です。
古くなった設備はホース交換や水漏れ、温度ブレなどの小さなトラブルが増えてきます。
その都度修理を行うことで営業は続けられますが、メンテナンス費用も積み重なっていきます。
私自身、多くの美容室を見てきましたが、設備更新のタイミングは「完全に壊れた時」ではありません。
修理費が増え始めた時が、一つの判断基準だと思います。
特にシャンプー設備は毎日の営業に直結する設備です。
大きなトラブルが起きる前に、計画的な更新を検討することをおすすめします。
設備選びで失敗したくない方はこちら
→ シャンプー設備選びで失敗するオーナーの共通点を見るまとめ
美容室のシャンプー設備は10年以上使えるケースが多くあります。
ただし、ホースやサーモミキシング、給湯器、加圧ユニットなどは使用頻度によって寿命が大きく変わります。
設備そのものが使えていても、修理やメンテナンスの頻度が増えてきた場合は更新を検討するタイミングかもしれません。
快適なシャンプー施術と安定した営業を続けるためにも、設備の状態を定期的に確認しながら計画的な設備更新を行いましょう。

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