自立型シャンプーボールをおすすめする理由|サイド・バック両対応の柔軟な設備

美容室のシャンプー設備を考える際、意外と選択肢に入れておきたいのが自立型シャンプーボールです。

自立型シャンプーボールは、壁付けシャンプーボールと違い、独立して設置できるタイプのシャンプーボールです。

特に私がメーカー営業時代に感じていた大きなメリットは、サイドシャンプーにもバックシャンプーにも対応しやすいことでした。

今までサイドシャンプーに慣れている美容師さんでも、バックシャンプーに興味を持つケースは多くあります。

しかし、いきなり椅子一体型のバックシャンプーユニットを導入するのは不安がある。

そのような美容室にとって、自立型シャンプーボールは非常に現実的な選択肢になります。

この記事でわかること

  • 自立型シャンプーボールの特徴
  • サイドシャンプーにもバックシャンプーにも使いやすい理由
  • 自立型シャンプーボールと電動シャンプーチェアの組み合わせ
  • タカラベルモントなどの国産バックシャンプーユニットとの違い
  • 小規模美容室で検討しやすい理由

自立型シャンプーボールとは?

自立型シャンプーボールとは、壁に固定するタイプではなく、床に設置して独立して使えるシャンプーボールのことです。

壁付けシャンプーボールの場合、基本的には壁面に固定して使うため、レイアウトや使い方がある程度決まります。

一方、自立型シャンプーボールは設置位置の自由度が高く、組み合わせるシャンプーチェアによって使い方の幅を広げやすいのが特徴です。

特に、サイドシャンプーとバックシャンプーのどちらにも対応しやすい点は、美容室にとって大きなメリットです。

最大のメリットはサイド・バック両方に対応しやすいこと

私が自立型シャンプーボールを提案しやすいと感じていた理由は、汎用性の高さです。

サイドシャンプーに慣れている美容師さんの場合、バックシャンプーに興味があっても、技術的に不安を感じることがあります。

実際に、バックシャンプーに挑戦したいけれど、もし合わなかったらどうしようと考えるオーナーもいました。

その点、自立型シャンプーボールであれば、バックシャンプーとして使うことも、サイドシャンプーとして使うことも可能です。

実際に、バックシャンプーに慣れるために導入したものの、最終的にはサイドシャンプー運用を続けた美容室もありました。

逆に、最初はサイドシャンプーに慣れていた美容師さんが、自立型シャンプーボールを使ってバックシャンプーに慣れ、その後サイドシャンプーをやめたケースもありました。

このように、自立型シャンプーボールは、開業時点でサイドかバックかを完全に決めきれない美容室にとって、運用の幅を残せる設備だと感じています。

メーカー営業20年の経験から

自立型シャンプーボールは、単に設置しやすい設備というだけではありません。

サイドシャンプーに慣れている美容師さんが、バックシャンプーへ移行するための「保険」のような役割もあります。

バックシャンプーに慣れればそのままバック運用へ。難しければサイド運用へ。

この柔軟さが、自立型シャンプーボールの大きな魅力だと思います。

壁付けシャンプーボールとの違い

壁付けシャンプーボールは、昔から多くの美容室で使われてきた定番の設備です。

私の経験でも、タカラベルモントの壁付けシャンプーボール「マジョリカ」はよく売れていました。

壁付けタイプは安定感があり、サイドシャンプーとの相性も良いです。

ただし、基本的には壁面に固定して使うため、バックシャンプー風に使うには制約があります。

一方、自立型シャンプーボールは、壁付けタイプよりも使い方の幅が広く、チェアとの組み合わせ次第でバックシャンプー風にも使いやすい特徴があります。

種類 特徴 向いている美容室
壁付けシャンプーボール サイドシャンプー向き。安定感がある サイドシャンプー中心の美容室
自立型シャンプーボール サイド・バック両方に対応しやすい 運用の自由度を残したい美容室
椅子一体型バックシャンプーユニット 快適性・高級感に優れる 予算に余裕があり、バックシャンプーを本格導入したい美容室

電動シャンプーチェアと組み合わせやすい

自立型シャンプーボールのもう一つのメリットは、電動シャンプーチェアを自由に選びやすいことです。

椅子一体型のバックシャンプーユニットは、ボールとチェアがセットになっているため、基本的にはその組み合わせで使用します。

一方、自立型シャンプーボールであれば、好みや予算に合わせて電動シャンプーチェアを選ぶことができます。

高級感のある電動シャンプーチェアと組み合わせれば、海外製の自立型シャンプーボールでも十分に高級感を演出できます。

特に小規模美容室では、予算を抑えながら快適性も確保したいケースが多いため、自立型シャンプーボールと電動シャンプーチェアの組み合わせは現実的な選択肢になります。

首の負担を軽減しやすいタイプもある

自立型シャンプーボールには、後頭部を支える枕が付いているタイプも多くあります。

壁付けシャンプーボールでは、首の位置や支え方によってはお客様がつらく感じることがあります。

その点、後頭部を支える枕がある自立型シャンプーボールは、首への負担を軽減しやすいと感じます。

もちろん、チェアとの高さや角度が合っていなければ快適にはなりません。

そのため、自立型シャンプーボールを選ぶ場合でも、必ずシャンプーチェアとの組み合わせで考えることが大切です。

価格面では中間的な選択肢になりやすい

私が営業していた当時の感覚では、壁付けシャンプーボールが約15万円、自立型シャンプーボールが約20万円、タカラベルモントのバックシャンプーユニットが約40万円程度というイメージでした。

現在は価格が大きく変わっている可能性があるため、あくまで当時の目安です。

ただ、価格帯の考え方としては、自立型シャンプーボールは壁付けタイプと国産バックシャンプーユニットの中間的な選択肢になりやすいです。

設備 当時の価格感 特徴
壁付けシャンプーボール 約15万円 サイドシャンプー向き
自立型シャンプーボール 約20万円 サイド・バック両対応しやすい
国産バックシャンプーユニット 約40万円 快適性・高級感に優れる

高級バックシャンプーユニットとの違い

資金が潤沢にあるなら、タカラベルモントなどの国産バックシャンプーユニットを選ぶのも良い選択です。

タカラベルモントではバックシャンプーを「リアシャンプー」と呼びますが、リアシャンプー系のユニットも非常に人気がありました。

国産バックシャンプーユニットは、快適性や高級感、完成度の高さという点で優れています。

特にYUMEシリーズのような高級スパ向け設備と比べると、自立型シャンプーボールは見劣りする部分があるのは否めません。

ただし、すべての美容室に高級バックシャンプーユニットが必要なわけではありません。

予算を抑えながらサイド・バック両方に対応したい美容室であれば、自立型シャンプーボールと電動シャンプーチェアの組み合わせは十分に検討する価値があります。

自立型シャンプーボールが向いている美容室

自立型シャンプーボールが向いている美容室

  • サイドシャンプーに慣れているがバックシャンプーにも興味がある
  • バックシャンプーが技術的に合うか不安がある
  • 小規模美容室で設備費を抑えたい
  • 電動シャンプーチェアを自由に選びたい
  • 将来的にサイドからバックへ移行する可能性がある

自立型シャンプーボールをおすすめしにくい美容室

自立型シャンプーボールをおすすめしにくい美容室

  • 高級ヘッドスパを前面に出したい美容室
  • 最初から椅子一体型のバックシャンプーユニットを導入したい美容室
  • タカラベルモントのリアシャンプーやYUMEのような高級感を重視する美容室

まとめ|自立型シャンプーボールは運用の自由度が高い設備

自立型シャンプーボールは、単に設置自由度が高いだけの設備ではありません。

サイドシャンプーにもバックシャンプーにも対応しやすく、美容師さんの技術や慣れに合わせて運用を変えられる柔軟性があります。

資金が潤沢であれば、国産の椅子一体型バックシャンプーユニットを選ぶのも良いでしょう。

一方で、予算を抑えながらバックシャンプーにも挑戦したい美容室や、サイド運用も残しておきたい美容室には、自立型シャンプーボールは非常に現実的な選択肢です。

シャンプーボールは単体で考えるのではなく、必ずシャンプーチェアとの組み合わせで考えることが大切です。

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