スタイリングチェアを選ぶ際、多くの美容室オーナーが悩むのが色選びです。
ブラックにするべきか、ブラウンにするべきか、それともベージュやホワイトにするべきか。
スタイリングチェアは一度購入すると長く使う設備だからこそ、失敗したくないと思う方も多いでしょう。
私は美容機器メーカーで20年以上営業をしてきました。
その中で数多くの美容室の開業や改装に携わり、スタイリングチェア選びのお手伝いもしてきました。
その経験から言うと、色選びで最も大切なのは自分の好きな色を選ぶことではありません。
美容室全体の内装との統一感です。
今回はメーカー営業20年以上の経験をもとに、スタイリングチェアの色選びで失敗しないポイントを解説します。
- 色選びで失敗する理由
- 人気カラーの特徴
- 白レザーの注意点
- おすすめカラーランキング
- 内装との合わせ方
結論|色よりも内装との相性が重要
最初に結論をお伝えします。
スタイリングチェアの色選びで最も重要なのは、内装との相性です。
どれだけ高級なスタイリングチェアでも、お店の雰囲気に合っていなければ違和感が出てしまいます。
反対に比較的手頃なスタイリングチェアでも、内装と統一感があれば魅力的な空間を作ることができます。
実際に私が担当した美容室でも、木目調の内装にはブラウン系やブラック系を選ぶケースが多くありました。
オーナーの好みももちろん大切ですが、まずは美容室全体の世界観を考えることが重要です。
メーカー営業20年の本音
スタイリングチェア単体で色を選ぶオーナーはほとんどいませんでした。
多くの場合は内装デザインが決まり、その雰囲気に合わせて色を選んでいました。
色選びに迷ったら、まずは椅子ではなく美容室全体を見ることをおすすめします。
なぜスタイリングチェアの色選びで失敗するのか?
スタイリングチェアの色選びで失敗する最大の原因は、椅子単体で色を選んでしまうことです。
ショールームやカタログで見ると魅力的に見えても、実際の美容室へ設置するとイメージと違うことがあります。
なぜなら美容室はスタイリングチェアだけで完成する空間ではないからです。
床材や壁紙、ドレッサー、照明など様々な要素が組み合わさってお店の雰囲気が作られます。
そのためスタイリングチェアは単体で考えるのではなく、内装全体とのバランスで選ぶことが重要です。
実際に私が担当した美容室でも、木目調の内装にはブラックやブラウン系のスタイリングチェアを選ぶケースが多くありました。
スタイリングチェア選びで迷った時は、まず内装デザインとの相性を確認してみてください。
白レザーは本当におすすめ?
スタイリングチェアの色として人気があるのがホワイト系です。
白は清潔感があり、明るく開放的な雰囲気を演出できます。
特に女性オーナーの美容室では人気が高い印象がありました。
ただし、私は白レザーを選ぶ場合は覚悟が必要だと思っています。
なぜなら非常に汚れが目立つからです。
汚れを放置すると取れなくなる
白レザーは少しの汚れでも目立ちます。
毎日丁寧に清掃していれば綺麗な状態を維持できますが、手入れを怠ると汚れが蓄積していきます。
さらに放置すると簡単には落ちなくなります。
清潔感を演出するために選んだ白レザーが、逆に古びた印象を与えてしまうこともあります。
そのため白レザーを選ぶ場合は、日々の清掃もセットで考える必要があります。
セット面が多い美容室は特に大変
スタイリングチェアが2台程度なら問題ないかもしれません。
しかしセット面が多い美容室では話が変わります。
営業終了後に全てのチェアを清掃するのは想像以上に大変です。
白レザーの美容室を見ると、私はつい「スタッフさん、清掃お疲れ様です」と思ってしまいます。
それほど日々のメンテナンスが重要なカラーなのです。
忘れられない赤Tシャツ事件
長年美容業界に携わってきましたが、今でも忘れられない出来事があります。
夏場に赤いTシャツを着たお客様が来店されました。
汗をかいた状態で長時間座られていたため、レザーに赤色が移ってしまったのです。
清掃しても色は落ちず、最終的にはレザー交換となりました。
私も初めて経験したケースでしたが、白レザーの管理の難しさを改めて感じた出来事でした。
おすすめのスタイリングチェアカラーランキング
私はメーカー営業として20年以上、多くの美容室の開業や改装に携わってきました。
その経験をもとに、個人的なおすすめカラーをご紹介します。
もちろん正解は美容室のコンセプトによって変わります。
しかし迷った場合の参考にはなると思います。
第1位 ダークブラウン
私が最もおすすめするカラーです。
ダークブラウンは高級感があり、落ち着いた雰囲気を演出できます。
また汚れも比較的目立ちにくいため、日々のメンテナンスも楽です。
木目調の内装との相性も良く、多くの美容室で採用されていました。
迷ったらダークブラウンを選べば大きな失敗は少ないと思います。
第2位 ベージュ
上品で柔らかい雰囲気を作りたい美容室におすすめです。
女性オーナーの美容室でも人気がありました。
ホワイトほど汚れが目立たず、明るい印象も演出できます。
ナチュラル系や女性向けサロンとの相性が良いカラーです。
第3位 ブラック
定番中の定番です。
どのような内装にも合わせやすく、汚れも目立ちません。
失敗しにくいカラーですが、無難すぎる印象になる場合もあります。
高級感を重視するならダークブラウンの方が個人的にはおすすめです。
個人的にあまりおすすめしないカラー
グレー系
あくまでも個人的な好みですが、グレー系はあまりおすすめしていませんでした。
内装との組み合わせによっては、お店全体が少し暗い印象になることがあるからです。
もちろんモダンな内装には合いますが、色選びには注意が必要だと思います。
原色系
赤や黄色などの原色系は強い個性を演出できます。
ただし内装とのバランスが難しく、長く使う設備としては慎重に選んだ方が良いと思います。
私は営業時代、あまり積極的におすすめすることはありませんでした。
メーカー営業20年の本音
私はダークブラウンが好きなので、お客様へ提案することも多くありました。
高級感があり、汚れも目立ちにくく、多くの内装に合わせやすいからです。
ただし最終的に決めるのはオーナー様です。
私はスタイリングチェアの色よりも、お店全体の世界観を大切にしてほしいと思っています。
レザーの劣化は買い替えのきっかけになることもある
スタイリングチェアはフレームよりも先にレザーが劣化することがあります。
毎日多くのお客様が座るため、どうしても汚れや傷みは避けられません。
特に繁盛店では劣化のスピードも早くなります。
もちろんレザーの張り替えという方法もあります。
しかし実際には、それほど簡単な話ではありません。
張り替えを行う間はスタイリングチェアが使用できなくなります。
さらに複数台のスタイリングチェアがある美容室では、一台だけ新品同様になると逆に目立ってしまうこともあります。
そのため全台数の張り替えを検討するケースも少なくありません。
結果として費用や手間を考え、買い替えを選択する美容室も多くありました。
メーカー営業として見てきた現場
レザー張り替えの相談は何度も受けました。
しかし実際には営業への影響や費用の問題もあり、最終的に買い替えを選ぶオーナー様も多かったです。
特に繁盛店ほど、その傾向が強かったように思います。
メーカー営業20年の本音
私は個人的にダークブラウンのスタイリングチェアが好きです。
高級感があり、汚れも目立ちにくく、多くの内装に合わせやすいからです。
実際に営業時代もおすすめすることが多くありました。
しかし本当に大切なのは、私の好みではありません。
オーナー自身がどんな美容室を作りたいのかです。
ナチュラルな美容室を作りたいのか。
高級感のある美容室を作りたいのか。
明るく開放的な美容室を作りたいのか。
スタイリングチェアの色は、その世界観を表現するための一つの要素です。
だからこそ色だけで考えるのではなく、美容室全体のデザインの中で選んでほしいと思います。
まとめ
スタイリングチェアの色選びで最も重要なのは、内装との統一感です。
スタイリングチェア単体で選ぶのではなく、美容室全体の世界観の中で考えることが大切です。
白レザーは清潔感がありますが、日々の清掃やメンテナンスが欠かせません。
一方でダークブラウンやブラックは汚れが目立ちにくく、多くの美容室で採用されています。
私個人としてはダークブラウンがおすすめですが、正解はオーナーごとに異なります。
スタイリングチェアは単なる椅子ではありません。
お店の雰囲気やブランドイメージを作る大切な設備です。
色選びに迷ったら、まずは椅子ではなく美容室全体を見て考えてみてください。
失敗しないスタイリングチェア選びはこちら
メーカー営業20年以上の経験をもとに、小規模美容室にもおすすめできるスタイリングチェアをまとめています。
おすすめスタイリングチェアを見る価格・用途別におすすめモデルを紹介しています

コメント