美容室のシャンプー設備を考えるとき、シャンプーチェアだけ、シャンプーボールだけを単体で選ぶと失敗しやすくなります。
実際に美容室の開業や改装の現場では、「何を選べば良いかわからない」という相談を受けることが多くありました。
シャンプーチェア、シャンプーボール、給排水、給湯設備はすべてつながっています。
どれか一つだけを見て選ぶのではなく、シャンプーブース全体として考えることが大切です。
私は美容機器メーカー営業として20年以上、多くの美容室のシャンプー設備提案やメンテナンスに関わってきました。
この記事では、美容室のシャンプー設備をセットで考えるべき理由と、失敗しない水廻り設備選びの考え方を解説します。
この記事でわかること
- シャンプー設備をセットで考えるべき理由
- シャンプーボールを先に考えるべき理由
- シャンプーチェアと水洗金具の交換頻度
- 首が痛くなる原因と設備選びの考え方
- メーカー営業20年の経験から見たおすすめの考え方
シャンプー設備は単体で選ばない方が良い
美容室のシャンプー設備は、単体の商品選びではありません。
シャンプーチェアが良くても、シャンプーボールとの高さや角度が合わなければ快適には使えません。
シャンプーボールが良くても、給排水の位置やチェアのリクライニング角度が合わなければ施術しづらくなります。
また、給湯器や加圧システム、サーモミキシングなどの給湯設備も、シャンプー施術の快適性に大きく関わります。
そのため、シャンプー設備は「椅子」「ボール」「水廻り」「給湯設備」をセットで考える必要があります。
まず考えるべきはシャンプーボール
私が営業時代に重視していたのは、まずシャンプーボールをどうするかという点です。
なぜなら、シャンプーボールが決まらないと給排水の位置が決まりにくいからです。
給排水の位置が決まらなければ、シャンプーブース全体の設計にも影響します。
特に新規開業や改装では、シャンプーボールの種類によって配管やレイアウトが変わることがあります。
壁付けシャンプーボール、自立型シャンプーボール、バックシャンプーユニットでは、考え方がそれぞれ異なります。
そのため、最初に「どのようなシャンプー施術を行いたいのか」を考え、そのうえでシャンプーボールやユニットを選ぶことが大切です。
シャンプーボールの選び方を詳しく知りたい方はこちら
→ 自立型シャンプーボールをおすすめする理由を見るシャンプーボールは長く使える設備
シャンプーボールは陶器製のものが多く、基本的には壊れにくい設備です。
毎日きちんと手入れしていれば、長く綺麗な状態で使えるケースも多くあります。
実際の現場でも、シャンプーボールそのものを交換するより、サーモミキシングや排水トラップなどの水洗金具を交換するケースの方が圧倒的に多かったです。
つまり、シャンプーボールは短期間で買い替える設備ではなく、長く使う前提で選ぶ設備です。
だからこそ、最初の選定が重要になります。
交換が多いのはシャンプーチェアと水洗金具
シャンプーボールそのものは長く使える一方で、シャンプーチェアや水洗金具は交換されることが多い部分です。
シャンプーチェアは、電動部品やリクライニング機構の不具合によって買い替えるケースがあります。
実際に、チェアが故障して動かなくなり、シャンプーボールはそのままでチェアだけを買い替える美容室は多くありました。
また、水洗金具ではサーモミキシング、シャワーホース、スピンドル、排水トラップなどの交換が多くあります。
シャンプー設備を考える際は、最初の導入費だけでなく、将来的なメンテナンスや交換のしやすさも考えておく必要があります。
水廻りトラブルについて詳しく知りたい方へ
美容室シャンプー設備でよくある故障を見る首が痛くなる原因はチェアだけではない
シャンプー設備でよくある悩みの一つが、お客様の首への負担です。
「首が痛い」と聞くと、シャンプーチェアに問題があると思われがちです。
しかし私の感覚では、チェアだけが原因というより、シャンプーの体勢そのものに問題があるケースも多いと感じます。
シャンプーボールのネック位置、チェアの角度、背もたれの倒れ方、後頭部の支え方が合っていないと、首や肩に負担がかかります。
そのため、首の負担を減らすには、シャンプーチェアだけでなく、シャンプーボールやユニット全体で考えることが重要です。
最近では、首の負担を軽減するために、ネック部分や後頭部の支え方を工夫したシャンプーボールも増えています。
首の負担を減らすシャンプーチェア選びはこちら
首が痛くなりにくいシャンプーチェアおすすめを見る壁付け・自立型・バックシャンプーユニットの違い
シャンプー設備には、大きく分けて壁付けシャンプーボール、自立型シャンプーボール、バックシャンプーユニットがあります。
| 種類 | 特徴 | 考え方 |
|---|---|---|
| 壁付けシャンプーボール | サイドシャンプー向き | シャンプーチェアとの組み合わせで考える |
| 自立型シャンプーボール | サイド・バック両方に対応しやすい | 運用の自由度を残したい美容室に向く |
| バックシャンプーユニット | ボールとチェアが一体化 | 快適性や高級感を重視する美容室に向く |
どれが正解というより、美容室のコンセプト、予算、スタッフの技術、施術メニューに合わせて選ぶことが大切です。
自立型シャンプーボールについて詳しく知りたい方へ
自立型シャンプーボールをおすすめする理由を見る今ならシャンプーボールは滝川のスタリオンを候補にする
私が今、シャンプーボールを選ぶなら、滝川のスタリオンは有力な候補に入ります。
理由は、首への負担に配慮された設計がされているためです。
シャンプー時の首問題は、美容室にとって非常に重要です。
お客様が快適に過ごせるかどうかは、シャンプー設備の満足度に直結します。
もちろん、スタリオンを選べばすべて解決するわけではありません。
シャンプーチェアとの組み合わせ、設置位置、施術姿勢まで含めて考えることが大切です。
ただ、シャンプーボールを長く使う設備として考えるなら、首への負担対策がされているものを選ぶ価値はあると思います。
メーカー営業20年の本音
メーカー営業20年の経験から
美容室オーナーからは、「どのシャンプー設備を選べば良いかわからない」という相談をよく受けていました。
私が重視していたのは、シャンプーチェア単体でも、シャンプーボール単体でもなく、シャンプーブース全体として使いやすいかどうかです。
特にシャンプーボールは給排水位置に関わるため、最初にしっかり考えるべき設備です。
一方で、シャンプーボール自体は陶器製で長く使えるものが多く、実際には水洗金具やシャンプーチェアの交換の方が多くありました。
だからこそ、最初の段階で長く使える設備を選び、将来的なメンテナンスや交換まで見据えておくことが大切だと思います。
シャンプー設備選びで失敗したくない方はこちら
→ シャンプー設備選びで失敗するオーナーの共通点を見るまとめ|シャンプー設備は単体ではなくセットで考える
美容室のシャンプー設備は、シャンプーチェア、シャンプーボール、水洗金具、給排水、給湯設備がすべて関係しています。
シャンプーボールは長く使える設備だからこそ、最初の選定が重要です。
一方で、シャンプーチェアや水洗金具は使用頻度によって交換が必要になることもあります。
また、首への負担を減らすには、チェアだけでなくシャンプーボールや施術姿勢まで含めて考えることが大切です。
シャンプー設備を選ぶ際は、単体の商品だけで判断せず、シャンプーブース全体として快適に使えるかを考えましょう。

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