「新規のお客様は来るのに、2回目の来店につながらない」
「一度は再来してくれるけれど、その後が続かない」
「毎月新規客を集めているのに、リピーターが増えている実感がない」
このような悩みを感じている美容室は少なくありません。
美容室のリピート率が低いときは、単純に技術や接客だけを原因と考えるのではなく、お客様が新規来店してから定着するまでのどこで離れているのかを確認することが重要です。
✔ 新規客が2回目につながっているか
✔ 2回目から3回目につながっているか
✔ 次回来店の目安を伝えているか
✔ 後から予約しやすい状態になっているか
✔ 来店周期が長くなっていないか
この記事では、美容室のリピート率が低くなる原因を整理し、再来につなげるための改善方法を解説します。
美容室のリピート率が低い6つの原因
リピート率が低いときは、まず原因を一つに決めつけないことが大切です。
よくある原因として、次のようなものがあります。
① 初回来店後に次回来店の目安を伝えていない
初めて来店したお客様は、自分の髪型や施術内容に対して「次はいつ美容室へ行けばよいのか」が分からないことがあります。
例えば、
- カットなら何週間後くらいが目安か
- カラーなら根元が気になり始める時期
- 縮毛矯正やパーマなら次に確認したいタイミング
などを伝えておけば、次回来店を考えるきっかけになります。
一方で、「また気になったら来てください」だけでは、来店時期をお客様自身に委ねることになります。
② 次回予約につながる導線がない
次回来店の目安を伝えていても、予約方法が案内されていなければ実際の予約にはつながらないことがあります。
その場で次回予約を取る方法だけでなく、
- WEB予約
- LINE
- ホームページ
- 予約システム
など、後から予約できる方法も分かるようにしておくことが重要です。
来店後に予約が途切れてしまう原因を詳しく知りたい方はこちら
→ 美容室で来店後に予約が途切れる原因を見る③ 予約方法が分かりにくい
お客様が再来したいと思っていても、予約方法が分かりにくければ予約を後回しにされることがあります。
例えば、
- ホームページの予約ボタンが見つからない
- LINEから予約できるのか分からない
- 電話しか受け付けていない
- InstagramのDMで予約してよいのか分からない
といった状態です。
既存のお客様ほど、迷わず予約できる導線を作っておくことが重要です。
④ 再来する理由が伝わっていない
お客様が「また行きたい」と思っていても、次に来店する必要性が明確でなければ予約は先延ばしになりやすくなります。
例えば、
- 次回はどのメニューが必要になるか
- 髪の状態がどのように変化するか
- 何週間後くらいにメンテナンスするとよいか
などを具体的に伝えることで、次回来店の理由が分かりやすくなります。
⑤ 2回目以降のお客様との接点が少ない
初回来店後にまったく接点がなくなると、お客様が美容室を思い出す機会も少なくなります。
必要に応じて、
- LINE
- 予約確認
- 来店時期の案内
- ホームページやSNS
などを通して、美容室との接点を保つ方法があります。
ただし、連絡が多すぎると負担に感じるお客様もいるため、適度な頻度で行うことが大切です。
⑥ 来店周期が長くなっている
お客様が再来していても、以前より来店周期が長くなっている場合は、結果として月間のリピーター数が減ったように見えることがあります。
そのため、リピート率を見るときは「来た・来なかった」だけでなく、来店周期も確認したいところです。
例えば、
- 以前は6週間だったお客様が10週間になっている
- 次回来店の目安が曖昧になっている
- 予約しようと思ったときに空きがない
などがないか確認してみましょう。
まず「新規→2回目→3回目」のどこで離れているかを見る
リピート率が低いと感じたときは、すべてのお客様を一括で見るよりも、来店段階ごとに分けて考えると原因を見つけやすくなります。
新規来店
↓
2回目の来店
↓
3回目の来店
↓
継続来店
例えば、新規客は多いのに2回目の来店が少ないのであれば、初回来店後の導線を確認します。
2回目までは来るのに3回目が少ないのであれば、継続して通いたいと思える理由や来店周期の案内を見直す必要があります。
このように、「どこで離れているか」を分けて考えることで、改善するポイントが明確になります。
新規客が2回目につながらない場合に確認すること
新規のお客様が2回目につながらない場合は、初回来店時から退店後までの流れを確認します。
例えば、
- 次回来店の目安を伝えているか
- 次回予約を案内しているか
- 後から予約する方法を伝えているか
- 初回来店時の期待と実際のサービスに差がなかったか
- 価格やメニューが次回も利用しやすい内容か
などです。
「新規客が来ている=集客はできている」という場合、次に確認したいのは初回来店後の再来導線です。
新規客は来るのにリピーターが増えない方はこちら
→ 新規ばかりでリピーターが増えない原因を見る2回目は来るのに定着しない場合に確認すること
2回目の来店まではつながっているのに、その後が続かない場合は、初回来店後とは別の原因を考える必要があります。
例えば、
- 毎回来店する理由が伝わっているか
- お客様の希望や履歴を把握できているか
- 来店周期が曖昧になっていないか
- 次回予約を案内できているか
- 予約が取りにくくなっていないか
などです。
2回目以降は「初回の満足」だけではなく、継続して利用しやすい美容室になっているかを見ることが重要です。
リピーターが定着しない原因はこちら
→ 美容室でリピートされない理由を見るリピート率を改善するための5つの方法
① 次回来店の目安を具体的に伝える
「また来てください」だけで終わるのではなく、
「次は6〜8週間くらいが目安です」
「根元が気になってくる頃にカラーをするとよいです」
など、お客様の髪の状態に合わせて具体的に案内します。
来店時期の目安が分かれば、お客様も次回の予定を考えやすくなります。
② 次回予約を無理なく案内する
次回予約は、強く勧める必要はありません。
例えば、
「予定が分かれば次回の予約も取れます」
「まだ予定が分からなければ、後からWEB予約でも大丈夫です」
というように、選択肢として案内する方法があります。
次回予約を自然に案内する方法はこちら
→ 次回予約を自然に取れる美容室の特徴を見る③ 後から予約しやすい入口を作る
その場で次回予約を取らないお客様もいます。
その場合は、
- ホームページ
- LINE
- Googleビジネスプロフィール
などから、簡単に予約ページへ進めるようにしておきます。
再来したいと思ったときに、予約方法を探さなくてもよい状態を作ることが重要です。
④ 来店周期を確認する
リピーターが減ったように見えても、実際には来店周期が長くなっているだけという場合もあります。
顧客ごとの来店履歴を確認し、
- 前回来店からどれくらい経っているか
- 以前より周期が長くなっていないか
- 特定のメニューだけ周期が伸びていないか
などを確認してみましょう。
⑤ お客様ごとの再来状況を把握する
「リピーターが少ない気がする」という感覚だけでは、原因を見つけにくいことがあります。
可能であれば、
- 新規客数
- 2回目来店数
- 3回目来店数
- 来店周期
- 予約経路
などを確認すると、どこに課題があるのか見えやすくなります。
すべてを細かく分析する必要はありません。
まずは「新規から2回目」「2回目から3回目」のどちらで離れているかを見るだけでも十分です。
クーポンや集客媒体だけを原因にしない
リピート率が低いときに、クーポンや集客媒体だけを原因と考えるのはおすすめできません。
集客媒体は、新しいお客様に美容室を知ってもらう重要な入口の一つです。
クーポンを利用したお客様でも、その後美容室を気に入れば継続して利用する可能性があります。
重要なのは、
- どこから新規客が来たか
- その後2回目につながったか
- 3回目以降も来店しているか
まで確認することです。
集客方法そのものだけではなく、来店後の再来導線まで含めて考えましょう。
予約システムは再来を支える手段の一つ
次回予約や再予約を受けやすくする方法として、予約システムを利用する方法があります。
予約システムによっては、
- 24時間WEB予約
- 予約確認
- リマインド
- 顧客情報の管理
- 予約履歴の確認
などを利用できます。
こうした機能は、お客様が後から予約しやすい環境や、美容室側が再来状況を把握するための補助になります。
ただし、予約システムを導入するだけでリピート率が上がるわけではありません。
次回来店の目安を伝える、予約方法を分かりやすくするなど、来店時の対応と組み合わせて活用することが重要です。
美容室向け予約システムを比較したい方はこちら
→ 美容室予約システムの比較を見るリピート率が低いときに確認したいチェックリスト
リピーターが増えないと感じたら、次の項目を確認してみてください。
- 新規客が2回目につながっているか
- 2回目のお客様が3回目につながっているか
- 次回来店の目安を伝えているか
- 次回予約を案内しているか
- 後から予約する方法が分かりやすいか
- 来店周期が長くなっていないか
- 既存客の予約経路を把握しているか
- 再来する理由を具体的に伝えているか
すべてに問題があるとは限りません。
まずは自店で弱くなっている部分を一つ見つけ、そこから改善していくことが大切です。
メーカー営業20年の経験から感じること
美容室オーナーと接してきた経験から
私は大手美容機器メーカーに20年以上勤務し、多くの美容室オーナーや美容ディーラーと接してきました。
美容室経営について話を聞く中で、新規集客について悩んでいる美容室がある一方で、「新規のお客様は来るけれど、その後が続かない」という相談を聞くこともありました。
こうした場合、新規客をさらに増やすことだけを考えるのではなく、今来店しているお客様が2回目、3回目と続いているかを見ることも重要です。
美容室は、一度来店してもらって終わりではありません。
次回来店の目安を伝えること、予約しやすい状態を作ること、お客様ごとの来店状況を把握することなど、小さな仕組みの積み重ねが再来につながると感じています。
リピート率という数字だけを見るのではなく、どの段階でお客様との関係が途切れているのかを確認することが大切です。
まとめ|リピート率は「再来までの流れ」を分解して改善する
美容室のリピート率が低い原因は、一つではありません。
技術や接客だけでなく、次回来店の目安、予約方法、再来のきっかけ、来店周期などが影響している場合があります。
そのため、
↓
2回目
↓
3回目
↓
継続来店
という流れを分けて確認してみましょう。
- 次回来店の目安を伝える
- 次回予約を無理なく案内する
- 後から予約しやすい入口を作る
- 来店周期を確認する
- 再来状況を把握する
「リピート率が低い」という結果だけを見るのではなく、どこでお客様が離れているのかを見つけ、その部分を改善することが重要です。
予約システム全体の仕組みも知りたい方はこちら
→ 美容室予約システム完全ガイドを見る


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