シャンプーチェアの価格相場はいくら?美容室で失敗しない選び方

美容室の開業や改装で悩みやすい設備の一つが、シャンプーチェアです。

安いものでは数万円台から、高級モデルでは40万円以上するものまであり、初めて選ぶオーナーにとって価格差がわかりにくい設備だと思います。

ただし、シャンプーチェアは価格だけで選ぶと失敗しやすい設備です。

私は美容機器メーカー営業として20年以上、多くの美容室にシャンプーチェアを提案してきました。

その経験から言うと、多くの美容室にとって現実的なのは、保証があり、快適性と価格のバランスが取れた電動シャンプーチェアです。

この記事では、シャンプーチェアの価格相場と、価格差が生まれる理由、失敗しない選び方を解説します。

この記事でわかること

  • シャンプーチェアの価格相場
  • 安いモデルと高級モデルの違い
  • なぜ電動シャンプーチェアが主流なのか
  • 価格だけで選ぶと失敗しやすい理由
  • メーカー営業20年の経験から見たおすすめ価格帯

結論|現在は20万円前後の電動シャンプーチェアが現実的

シャンプーチェアの価格帯は幅広く、2万円台の格安モデルから40万円以上の高級モデルまであります。

ただし、私が営業時代に実際に多く販売していた感覚では、最も現実的だったのは20万円前後の電動シャンプーチェアです。

理由は、価格・快適性・耐久性のバランスが良いからです。

もちろん、予算が潤沢であれば高級モデルを選ぶのも良いでしょう。

しかし、多くの小規模美容室や開業時の美容室では、設備費を抑えながら運転資金も残すことが大切です。

その意味でも、20万円前後で保証がある電動シャンプーチェアは、現実的な選択肢になりやすいと感じています。

シャンプーチェアの価格相場

タイプ 価格相場 特徴
格安モデル 2万〜5万円前後 短期使用向き。業務用としては慎重に判断したい
手動タイプ 7万〜10万円前後 価格を抑えやすいが、操作性や快適性に差が出やすい
電動タイプ 17万〜30万円前後 現在の主流。快適性と作業効率のバランスが良い
高級モデル 40万円以上 耐久性・高級感・メンテナンス体制に優れる

価格はメーカーや仕様、販売時期によって変わります。

そのため、上記はあくまで目安として考えてください。

なぜ現在は電動シャンプーチェアが主流なのか

以前は手動シャンプーチェアも多く使われていました。

しかし現在の美容室では、電動シャンプーチェアが主流になっています。

理由の一つは、スタッフの作業負担を軽減できることです。

手動タイプは、レバー操作で背もたれを倒す必要があります。

一方、電動シャンプーチェアは、一般的に足元のフットスイッチを押すことで背もたれが自動でシャンプーポジションまで倒れます。

さらに細かな角度調整は、チェア側面のスイッチで行えるタイプが多く、お客様ごとに微調整しやすい特徴があります。

ボタン操作でベストポジションに近づけられるため、スタッフもお客様も楽になります。

特に高齢のお客様や、長時間のシャンプー・ヘッドスパメニューでは、電動タイプの快適性は大きなメリットになります。

手動シャンプーチェアは安いが注意点もある

手動シャンプーチェアは、価格を抑えやすい点がメリットです。

開業時に少しでも設備費を抑えたい場合、手動タイプを検討するオーナーもいます。

ただし、私の経験では、手動タイプは操作部分の不具合に注意が必要です。

実際に、手動チェアのレバー不具合で背もたれが急に倒れ、お客様が驚かれた場面を見たことがあります。

頻繁に起きることではありませんが、長年使用すればレバーや可動部分に不具合が出ることはあります。

そのため、手動タイプを選ぶ場合は、価格だけでなく安全性や耐久性も確認しておきたいところです。

なぜシャンプーチェアは価格差が大きいのか?

楽天市場などでは、2万円台のシャンプーチェアも販売されています。

価格だけを見ると非常に魅力的ですが、美容室で毎日使う設備として考えると慎重に判断した方が良いです。

安いモデルが必ず悪いわけではありません。

しかし、価格差には理由があります。

  • フレームの強度
  • ベースの安定感
  • クッション素材
  • リクライニング機構
  • 保証や修理対応

実際に安価なシャンプーチェアを購入した美容室から、「すぐ壊れた」「修理はどうしたらいいのか」と相談されたこともあります。

その際に、最終的には当社のシャンプーチェアへ買い替えていただいたケースもありました。

安い商品を選ぶ場合は、短期使用なのか、長く使う設備なのかを明確にしておくことが大切です。

タカラベルモントのモデルが高い理由

タカラベルモントなどの高級モデルは、単にブランド名だけで高いわけではありません。

国産一流メーカーのシャンプーチェアは、やはり作り込みが違います。

フレームの強度、クッション素材、リクライニング機構、細部の仕上げまでしっかり作られている印象があります。

価格が高い分、耐久性が高く、長く使いやすい点も大きなメリットです。

また、全国にメンテナンス体制が整っているメーカーであれば、故障時にも相談しやすい安心感があります。

デザイン性も高く、高級感を演出したい美容室には向いています。

ただし、すべての美容室に高級モデルが必要なわけではありません。

タカラベルモントは素晴らしいメーカーですが、「タカラだから」というネームバリューだけで選ぶのではなく、自分の美容室に本当に必要な設備かどうかを考えることが大切です。

シャンプーチェアは何年使える?

私の経験では、シャンプーチェアは平均して7〜10年程度使用されることが多かった印象です。

もちろん使用頻度やメンテナンス状況によって大きく変わります。

比較的使用頻度の少ない美容室では、もっと長く使えるケースもあります。

一方で、忙しい美容室ではリクライニング機構やクッションの劣化が早く出ることもあります。

長く使う設備だからこそ、最初の価格だけでなく、保証や修理対応も確認しておくことが大切です。

メーカー営業20年の本音

メーカー営業20年の経験から

私が今、美容室を開業する立場なら、迷わず電動シャンプーチェアを選びます。

できれば保証が1年以上あり、20万円以下に収まる電動タイプを候補にしたいです。

理由は、快適性と価格のバランスが良く、設備費を抑えながら運転資金も残しやすいからです。

もちろん高級モデルには高級モデルの良さがあります。

しかし開業時は、シャンプーチェアだけにお金をかければ良いわけではありません。

内装、給湯設備、広告費、運転資金など、他にもお金を残しておくべき部分があります。

その意味で、多くの美容室にとっては、20万円前後の電動シャンプーチェアが最も現実的な価格帯だと感じています。

まとめ|価格だけでなく快適性・耐久性・保証で選ぶ

シャンプーチェアの価格相場は、タイプによって大きく変わります。

  • 格安モデルは2万〜5万円前後
  • 手動タイプは7万〜10万円前後
  • 電動タイプは17万〜30万円前後
  • 高級モデルは40万円以上

現在の美容室では、電動シャンプーチェアが主流です。

フットスイッチで背もたれを倒し、サイドスイッチで微調整できるため、スタッフの負担軽減とお客様の快適性向上につながります。

価格だけで選ぶのではなく、耐久性、保証、修理対応、快適性まで含めて比較しましょう。

迷った場合は、20万円前後の電動シャンプーチェアを一つの目安にすると選びやすいと思います。

運営者プロフィール

この記事を書いた人

ネットサロンメイト運営者

大手美容機器メーカーに20年以上勤務し、多くの美容室・美容ディーラーの現場を経験。
シャンプーチェア・シャンプーユニット・給湯設備など、美容室の水廻り設備に長年携わってきた経験をもとに情報発信しています。

  • 美容機器メーカー勤務:20年以上
  • 美容器具・水廻り設備販売:15年以上
  • シャンプーチェア・シャンプーユニットの提案経験多数
  • 美容室オーナー・美容ディーラーと取引多数

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