「シャンプーチェアは中古でも大丈夫?」
「タカラベルモントなど国内メーカーの中古なら安心?」
「新品は高いので、中古で初期費用を抑えたい…」
このように考える美容室オーナーは少なくありません。
特に新規開業や小規模美容室では、初期費用を抑えるために中古シャンプーチェアを検討するケースがあります。
✔ 使用年数が分かりにくい
✔ 故障リスクが読みにくい
✔ 修理費が高額になりやすい
✔ メーカー修理を依頼しにくい場合がある
✔ 結果的に新品の方が安く済むこともある
この記事では、美容機器メーカー勤務と中古美容器具販売の経験をもとに、中古シャンプーチェアをおすすめしにくい理由を解説します。
- 中古シャンプーチェアをおすすめしない理由
- 理由① 使用年数や使用頻度が分かりにくい
- 理由② 故障すると修理費が高額になりやすい
- 理由③ メーカー修理を依頼しにくい場合がある
- 理由④ 5年以上使われた中古品は故障リスクが高くなる
- 理由⑤ 海外製は故障すると買い替えになることが多い
- 実際に中古美容器具を扱って感じたこと
- 中古シャンプーチェアで多い不安点
- シャンプーチェアの故障で多い症状
- 中古より新品をおすすめしたいケース
- 国内メーカー中古と海外製新品はどちらが良い?
- 中古シャンプーチェアを検討するなら確認したいこと
- ディーラー営業から聞いた中古器具の話
- 中古シャンプーチェアが向いているケース
- まとめ|中古シャンプーチェアは安さだけで選ばない
中古シャンプーチェアをおすすめしない理由
中古シャンプーチェアは、価格だけを見ると魅力的に感じます。
しかし、シャンプーチェアは毎日使う業務用設備です。
故障するとシャンプー施術ができなくなり、美容室の営業に大きな影響が出る可能性があります。
そのため、単純に「安いから中古で良い」と判断するのは危険です。
理由① 使用年数や使用頻度が分かりにくい
中古シャンプーチェアで一番難しいのは、実際にどれくらい使われてきたか分かりにくいことです。
同じ5年使用でも、1人美容室で使われていたものと、来店数の多い大型サロンで使われていたものでは消耗具合がまったく違います。
見た目がきれいでも、内部部品や電装系が劣化していることがあります。
理由② 故障すると修理費が高額になりやすい
シャンプーチェアは、故障した時の修理費が安くありません。
国内メーカー品であれば修理対応できる場合がありますが、出張費・作業工賃・部品代がかかります。
故障箇所によっては、修理するより買い替えた方が良いケースもあります。
理由③ メーカー修理を依頼しにくい場合がある
国内メーカーのシャンプーチェアは、購入履歴が管理されていることがあります。
中古で購入した場合、メーカー側には購入履歴がないため、修理依頼時に中古購入品だと分かるケースがあります。
もちろん修理を受けられる場合もありますが、購入先がメーカーや正規ルートでない場合、問い合わせ時に気まずさを感じるオーナーもいると思います。
また、メーカーによっては中古品や古い製品の修理対応が難しい場合もあります。
理由④ 5年以上使われた中古品は故障リスクが高くなる
シャンプーチェアの寿命は、使用頻度やメーカーによって変わりますが、目安として5年〜10年程度で何らかの不具合が出ることがあります。
特に5年以上使用された中古品は、購入後すぐに故障する可能性も考えておく必要があります。
安く買えたとしても、すぐ修理が必要になれば、結果的に新品を買った方が安かったということもありえます。
理由⑤ 海外製は故障すると買い替えになることが多い
国内メーカー品は高額ですが、故障時に修理できる可能性があります。
一方で、海外製の安価なシャンプーチェアは、故障した時に修理ではなく買い替えになるケースが多いです。
ただし、海外製がすべて悪いわけではありません。
一定期間で買い替える前提なら、しっかりした販売店から新品を購入する方が、結果的に安心な場合もあります。
実際に中古美容器具を扱って感じたこと
中古シャンプーチェアを扱って感じたこと
メーカー営業時代は新品しか扱っていなかったため、 中古品をおすすめすることはありませんでした。
その後、中古美容器具販売に関わるようになり、 国内メーカー品のシャンプーチェアを分解清掃する機会がありました。
特にタカラベルモントなど国内メーカー品は、 内部構造がしっかりしており、 耐久性の高さを感じることがありました。
ただし、どれだけ良い製品でも機械である以上、 故障やメンテナンスは必ず発生します。
中古で安く購入しても、 故障後の修理費が高額になると、 結果的に新品購入の方が安心だったというケースも考えられます。
中古シャンプーチェアで多い不安点
- いつ故障するか分かりにくい
- 前オーナーの使用状況が分からない
- 修理部品が残っているか分からない
- メーカー修理が高額になりやすい
- 搬入・設置後に不具合が出る可能性がある
中古品は価格が安い反面、見えないリスクを含んでいます。
シャンプーチェアの故障で多い症状
シャンプーチェアの故障というと、油圧ポンプや油漏れをイメージする方もいます。
確かに油圧系の故障や油漏れもありますが、頻度としてはそれほど多い印象ではありません。
むしろ多かったのは、背もたれが倒れない・起きないといったリレースイッチ系のトラブルです。
- 背もたれが倒れない
- 背もたれが起き上がらない
- 途中で止まる
- スイッチを押しても反応しない
リレースイッチ系の故障は、部品交換で修理できる場合もあります。
一方で、油漏れや油圧ユニットの大きな故障は、買い替えを検討するレベルになることもあります。
中古より新品をおすすめしたいケース
以下のような美容室では、中古より新品をおすすめします。
- 新規開業で長く使いたい
- シャンプー台が1台しかない
- 故障すると営業に大きな影響が出る
- 修理対応で不安を抱えたくない
- 保証やサポートを重視したい
特にシャンプー設備は、美容室にとって営業の要です。
椅子が故障しても営業できる場合はありますが、シャンプーチェアや水回りが使えなくなると営業そのものに影響します。
国内メーカー中古と海外製新品はどちらが良い?
国内メーカー品は耐久性が高く、修理対応できる可能性があります。
ただし、導入費用も修理費用も高額になりやすいです。
一方、海外製の新品は比較的安価で導入しやすい反面、故障時は修理ではなく買い替えになることが多いです。
どちらが絶対に正解とは言えません。
長く修理しながら使うなら国内メーカー品、一定期間で買い替える前提なら安心できる販売店の海外製新品という考え方もあります。
中古シャンプーチェアを検討するなら確認したいこと
どうしても中古シャンプーチェアを検討する場合は、以下を確認しましょう。
- メーカー名
- 型番
- 製造年または使用年数
- 前オーナーの使用状況
- 動作確認の有無
- 保証の有無
- 修理部品の供給状況
- 搬入・設置対応の有無
これらが曖昧な中古品は避けた方が安心です。
ディーラー営業から聞いた中古器具の話
美容ディーラーから聞いた中古器具の話
美容ディーラー営業から、 お客様に中古器具を頼まれた時に、 中古業者を紹介するケースがあるという話を聞いたことがあります。
ただし、中古品は購入後の故障や修理トラブルが起きることもあります。
紹介だけであればディーラーが直接販売したわけではないため、 故障時の責任が曖昧になりやすい面もあります。
だからこそ、中古シャンプーチェアを購入する場合は、 価格だけでなく、購入後の対応まで確認することが重要です。
中古シャンプーチェアが向いているケース
基本的にはおすすめしませんが、以下のような場合は検討余地があります。
- 信頼できる業者から購入できる
- 整備済みで動作確認されている
- 保証がある
- 使用年数が短い
- 修理部品が残っている
- 予備設備として使う
ただし、メインで長期間使う設備として考えるなら、新品の方が安心です。
まとめ|中古シャンプーチェアは安さだけで選ばない
中古シャンプーチェアは、初期費用を抑えられるメリットがあります。
しかし、使用年数・故障リスク・修理費・メーカー対応を考えると、安易にはおすすめできません。
- 使用状況が分かりにくい
- 故障リスクが読みにくい
- 修理費が高額になりやすい
- メーカー修理を依頼しにくい場合がある
- 結果的に新品の方が安く済むこともある
シャンプーチェアは美容室の営業に直結する設備です。
価格だけでなく、故障時の対応や長期的なコストまで考えて選ぶことが重要です。


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